KIBI CRAFT

 

工房日誌

劇的ではない 2015.02.05
必要以上に変えないって事は修理の基本であって本質でもあると思ってるフシがあり、
要するにそれが一番悩ましく、難解で、面白みで、
結局お客さんの希望に少しでも近づければという日々。

今回はなるべく雰囲気を変えずに、機能面の修理とクリーニング。少しだけ補修をさせて頂きました。

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小さな穴はパテ埋めしてます。
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こっちは木で補強してケヤキの突き板を貼っています。
同じような杢が手元に無かったので少し書き足してます。
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1000zxlとD730 2015.01.30
2月は渓流の解禁ですね。まずい どうしよ

ただの偶然だと思うんですが、
今月はナカミチ1000zxlのケース修理依頼が2件続きました。
こんなお仕事なので別々のお客様で同じ物の依頼は滅多にありません。
不思議ですが、たまにこういう事あるんです。

でもそれだけ多くの方に大事にされてる物だと思うと気が引き締まりますですよ。

今回は7分つや消しと半つや仕上げです。
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若干木地にキズが入り込んでいますがこの程度であれば
塗り替えればほぼ解りません。
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裏もきっちりやります
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同じお客様からパネルの突き板張りのご依頼
STUDER D730
オリジナル
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施行中
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塗装仕上げ後
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送って頂いた取り付け後
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お客様からお礼のメールを頂きました。本当に有り難い事です。
遠い所からきた物が無事に届き、喜んで頂けた時はうれしさもひとしおです。
ありがとうございます。

つねひごろ思うのは考え方というか
何を一番に優先させるかで修理の方向性って180度変わってしまう物ですから、
オリジナルとか、使いやすく、安全に、綺麗に、安く、早くとかいくらでもあります。
その作業の見極めにおいて、
もっと別のアプローチは無いのかなとか色々考えますし、
自分の提案できる引出しは多めにないとまずい気がするので、
それを可能にする技術も然りで結局まだまだという話で
反省文の垂れ流しのようですいません

持ち前の細かい性格は普段は嫌われますが、この仕事なら役立ってくれる筈です。
結局お客様に育ててもらっている手前ですから、
満足は出来ませんし、頑張りますよー
2015 2015.01.05
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

年末は都内で元々同じ職場の全員フリーランス勉強会忘年会に参加
 先輩方と有意義で楽しい時間を過ごさせて頂く。
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小田原の師匠邸でさんざん世話になる。
温泉まで頂いてしまう。

戻って家の掃除、
終わって電気屋。
iPad購入。
大忙しです。

そうなんです。アイパッドという便利な小道具がどうしても欲しくてついに買ってしまいました。
もらい役、拾い役が主な僕には随分と値の張る物体ですが
たまり続ける写真の救世主として活躍してくれる筈です。

最近はair drop 、i croudなんちゃらで無線で色々とやりとりする時代らしいですが
よくわからないので、コードで一つずつ繋いでは移し繋いでは移し カテゴリに分ける地道な作業で
とりあえず1000枚強の画像を取り込みました。
このアルバムがあればお客さんにもイメージとして修理後の雰囲気が伝わりやすい筈です。

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営業は明日までです 2014.12.27
今日は作業しつつも、大掃除ですとかパソコンですとか
あ、しめ飾りしないと
あわわ年末すな

最近のお仕事
イームズマウントの取り付け、接着剤の剥離
脚の歪みがあったりで位置決めがなかなか大変です。

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こちらは座卓の再塗装
日焼けで退色していますが、
オリジナルの色に近い部分の色を参考に着色します。
キレイになりますよ
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こちらは新規の塗装
両袖の座卓です。お世話になってるおじちゃんの手作り。
おじちゃんの器用さにうっとりします。

天板が一枚板で普通はクリヤとかオイルとか色を付けずに
本来の木の色で楽しまれてる方多いとは思うんですが、
着色でももちろんキレイに仕上がりますし、
材の違いを色で補えるので木工の幅も広がります。

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アームレスト 2014.12.13
更新しました。
今年の剥離 (塗装を剥がす)の中で最も難しい作業だった物
いわば HAKURI OF THE YEAR です。

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この自動車のアームレストなんですけど、ヒビが所々にあり傷んでいます。
まず、
剥離をしても良いのか? という問題が。これはポリエステルだと思うんですが、
要するに分厚い塗装で着色が濃く下地の様子が解り辛いんです。
何を恐れているかというと、転写フィルム(木目プリント)じゃないのかって事なんです。

転写シートであれば剥離と共に木目もどこかへ消えてしまうのでそれは避けなくてはなりません。
でも普通に考えれば僕の常識の中でこの形状であればプリントです。
そうなるとウチでは転写フィルムはやっていないので塗り直しではなく補修あるいは受注不可に切り替えねばなりません。非常に肝心な所。

でも、よく見ると、シートじゃ再現出来なそうな木独特の反射があったんです。
ついでに角の部分に切れ目の様な物が僅かに見受けられたので、木口を少しだけ削ってみました。 ところ、突き板がちょろっと出て来たので、コレはいける。と剥離を開始。

苦労話があんまり多いので剥離中は割愛。

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本当に苦労してようやく木地が出てくれました。

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よく見ないとわかりませんが角に切れ目があります。
世の中器用な人がいるもんだと関心しきりです。


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今回はポリエステルの下地にウレタンで仕上げ

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