箪笥棚 2014.11.22
長野にも東急ハンズが出来たそうです。
ハンズっぽくないという話も早速入って来てますが、どうなんでしょうか
地方だとあまりニッチな事も出来ないんですかね。
ハンズの一番の強みは店員さんだと思ってます。
専門的な現場を経験したような方が一つのお店に何人もいて、
気軽に話を聞ける場所は、そうありません。
ちょっと突っ込んだ話をすると
「あー、今君そこね」的なさらに一歩進んだ話を聞かせてもらえることがあります。
その余裕たるや、そういうのがうれしいんですよね。
長野のお店もそういう場所になって行くといいですね
さて箪笥の筈ですが引出しがありません。
最初は棚と伺っていたので箪笥とは思いもしませんでした。
やはり棚としてお使いになっています。
もともと箪笥なので内部は白木(無塗装)のままです。
棚としてなら中も塗った方がいいですかねって事で中も塗りました。
後は隙間埋め、シミとりに漂白、大きな欠けの補修、欠損金具の製作などです。
こういう使い方はとってもスマートだと思います。
引出しが無くたって雰囲気のある棚になるんですね。
勉強になります。
右がオリジナル
鏡台 2014.11.10
手間請けの難しさというか、
冷静に考えると、ん?という見積もりになる時がままあります。
もちろん高い方じゃなく、
お客さんにはラッキーでいいんですけどね。
単価で考えると赤字もじばしば
その辺のゆるさは個人店ならでは
自分に
good luck状態。
まだまだ勉強中です。
今回は鏡台。
主な内容は全体のクリーニング、木工修理・調整、キズ補修、取手つまみの製作、
錆びたビス・蝶番・ローラーキャッチの交換、脚の製作、
ミラー部分の色合わせ、全体・内部の塗装 です。
今回は前・後くっつけて
ミラー部分左側の日焼けした色が左右整いました。
さすがに鏡台です。お化粧品のシミ汚れが多かったですね。綺麗になりました。
脚も着きました。 写真忘れましたが、中もキレイですよ
取手 左オリジナル、右製作
喜んで頂けました。
ありがとうございました
立冬 2014.11.07
寒いのは苦手です。
昨日現場での作業後、お客様から柿を頂いたんです。
至って庶民舌の僕があなどって食べた所
あんまりうまいんで面食らいました。
甘いし食感が柿のそれとは違うさくさくと梨にも似たような感じ。
さすがに網に包まれた柿は違います。
更新がまばらですけど、ちゃんと営業してますよ
テーブルと椅子の木工修理、塗装修理
茶箪笥のメンテ、和紙張り替え
ダボ 2014.10.02
シリーズ「自作ダボ」の回です。
かなり前にも削り出しのダボの記事がありますが、若干、進化しております。
今回はこれです。これと似たような物を作ります。
(写真はオリジナル)
コの字の部分で棚板をキャッチする様になっています。
材料は綿半で調達。
何が大変かといいますと、この辺りで真鍮のフラットバーの取り扱いが皆無でして、
手頃なバーを探すのに一苦労しました。
今回は鉄で。
バーナーであぶりつつ曲げます。写真がありませんが、
成形、磨き、最後に穴にタップでネジを切っておきます。
(写真は練習用に曲げた物)
真鍮の丸棒は太さを調節して、こちらもダイスでネジを切っておきます。
(写真は練習用の物)
全く写真が無くて恐縮ですが、この鉄と真鍮をくっつけて、さらにロウ付けして固定します。
ネジとロウ付けしてますから、それなりの強度が期待出来ます。
左が作った物。
ぎらつきを押さえる為に少し腐食させます。
見た目落ち着きましたでしょ。良い。
Pretty Good!
手編み 2014.09.29
八つ目編みの練習に手頃な椅子を探してやってみたんです。
(ロッピスの写真に入ってますけど、、、)
見た目以上に手間かかりますなコレは。
なかなか良いお値段と思っていた手編みの料金にも納得。
コツをつかんだのは終盤で(遅っ)寝るのも惜しんで2日程かかりようやく編み終えた力作。
きれいに編めてませんけどね。
耐久性や使用感も含めて暫くは三浦コレクションとして使ってみる次第です。