両袖机の修理をしました。完成後↑
天板のはぎ直し、引出しの調整、歪んだベニヤの矯正、
袖の背板が片方紛失していた為新たに取り付け、諸々の組み直しを行いました。
いつもならしっかり塗装していますが、今回は現状の雰囲気を優先させ、
最小限の塗装、ワックスで仕上げています。
見た目は本当に修理したのかと言われてしまいそうな程あまり変化はありませんが
組み直しや補強によって家具への負担が軽減されより長く使用する事ができますし
使い心地が非常によくなりますよ
袖をばらして背板を新たに取り付けています。
オリジナルはケヤキですので、同じくケヤキのベニヤをつけたいところ。
予算内で見つかるか心配でしたが、
木工所の納屋で一枚だけ残ってる物を発見。ラッキーでした。
見て頂きたいのは袖の天板です。
修正後の写真しかないのですが、昔のベニヤは今と違い分厚く、1ミリ以上あります。
その分厚いベニヤがでこぼこになっていたものを修正した訳ですが、さすがにいつもの様な
クランプと板では修正しきれず、プレス機(サブロクサイズの板を張り合わせ出来るとても大きな圧縮機械です)をお借りして修正しました。
ばっちり
たわみの少ない30ミリ厚位のMDFとフトコロの深いクランプがいくつもあれば、何とかならない事もないのでしょうが、
さすがに大きな機械は安定感のある仕上がりです。
余裕があれば導入したいものです
脚カット 2011.02.20
今日は日曜日の割に珍しくてんこもりな一日でした。
ビンテージ家具のメンテナンス・新築現場のキズ補修・座卓の脚カット
一人だと猫の手も借りたい状態です。
日曜祝日は何も無ければお休みしてますが、仕事があればいつでも仕事します。
平日に休みがずれるだけですのでどうぞお気遣い無くお問合せ下さい。
まだこの仕事を立ち上げてそう間もないので
ウチはこうだ とかこれしかやらない というのはあまり押し付けたくありません。
東京にいる時お世話になっていたバイクの修理屋さんがあります。
おじいちゃん一人でやってるんですが、何故か昼間営業せず、深夜に営業しています。
なぜですか? と聞くと、
「だって夜壊れたら困るじゃん!」
なるほどとボクは単純に思った次第ですが、東京はバイクが多い割には流石に夜整備を受け付けて
すぐに対応してくれるところはそうありません。
需要があって初めて仕事させて頂ける訳ですから、なるべく柔軟に仕事をしたいと常に考えています。
こうありたい というのはそれからで良いのかなと思います。
さて
脚カットですがテーブルやイス色々な脚のタイプがありますね。
こんな脚でももちろん短く加工できます。
分解すると
ダボとビスで固定されていました。
脚が扇状に広がったデザインなのでカットしてもあまり見劣りしない下側を切る事に。
カット後新たにダボを付けます。
組み上がったらお客様宅にて天板を固定させて頂きました。
子供にも使いやすくなった とご満足頂けた様です。
ありがとうございました。