KIBI CRAFT

 

工房日誌

そば猪口 2015.12.04
昨日に引き続き猪口です。

こちらは波佐見が産地のそば猪口です。
淡い色合いの色釉をかけていて、ほんのり残っている跡がまたきれいです。
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形は逆台形型で、1690年〜1759年代の元禄様式に多く見られる形だそう。
こちらは蛸唐草と籠目紋、上絵付け、転写です。
紅白で揃えておりますので、贈り物におすすめです。
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そば猪口は、そばのつゆ入れはもちろん、蕎麦前と呼ばれる食前酒の盃としても
使用されていたのだとか。
大きさや形もちょうど良く、使いやすいそば猪口は昔から様々な用途で使える器として
長い間親しまれているようです。
古いものにも新しいものにもそれぞれに良さがたくさん!
是非ひとつひとつ持ったり、眺めたり、感覚や色などを楽しんでいただければと思います。

みじん唐草 2015.12.03

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みじん唐草のそば猪口が増えました。

細かいものを表す微塵が語源で、江戸中期から明治にかけて作られました。
江戸時代はほとんど手書きだったのが、明治に入ると型紙、印判手を使う染付技法が普及し、
大量に生産されるようになったそうです。


今回はすべて印判染付のものです。
とは言ってもみじんの中に柄が入っていたり、文様の合わせ方がばらばらだったり、
色の濃さが違っていたり...個性があって楽しいです。
内側の模様もそれぞれ。
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他にも真鍮で欠けを繕ってあるものもあります。
濃いコバルトの色に真鍮の色が入り、また違う表情があります。

是非お気に入りを見つけにお立ち寄り下さい。


12月 2015.12.02
12月...
本当に一年、一ヶ月、一日...が早くてびっくり。
今月もどうぞよろしくお願い致します。

お店でも存在感抜群の長机。
f001 長机 W1880 D590 H730  売約済
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色合いと天板がなんとも素敵でずっしり深みがある机です。
引き出しが3杯ついてるのも珍しく、使いやすさも。
是非お店で実際に見ていただきたいです!

深みのある色合いは、思い切った明るい色やガラスもよく映えます。
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和寄りの古家具、アンティークは取り入れにくそうなイメージもありますが、案外馴染みやすかったり、
使っていくうちにらしさも出てくるので、実際に使ってみると楽しいと思います。
我が家でも大きな水屋をキッチンでカウンターとして使っているのですが、
とても使いやすく、引っ越してもその水屋があると家になる、感じがするようになって
お気に入りです。

忙しいけれど楽しいことがたくさんの12月。
お店の入口にリースを出しました。
オリーブの木にも飾りをすこーしだけ。
ガラス扉での写真は難しいです...。 
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クリスマスに向けてスツールや小物、雑貨なども増やす予定ですので、
ぜひぜひお立ち寄り下さい。
ご来店お待ちしております。

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