気づけば5月半ばですし。今月は早いっ
今月の芸術新潮仏像の修理特集でしたので食い入る様に読んでた所
修復ノートみたいな写真があって
要するにほろほろと砕ける木を膠とホルマリンで補修しました非常にムツカシイというような
内容で個人的にはやっぱそうか!という理解されづらいであろう萌えポイントを発見。
膠とホルマリンは今で言う瞬間接着剤みたいな物です。
しかしうまいですよねー、仏像の修復というのは僕なんかは足下にも及ばぬ世界で
非常に目の保養になります。勉強にもなります。
先月なんですが、スピーカーのシミとりです。
塗装が劣化すると水滴で簡単にシミができてしまいます。
これを放っておくと木地がシミの形に日焼けするので、より大変です。
塗装を落とせばシミが取れるかと言えば取れないわけで、
漂白処理とあわせて行う必要があります。
ちなみに薄い突き板木地にヤスリ掛けは滅多な事がなければ掛けません。
せいぜいあっさりと素地調整程度です
何度か修理されその都度削られてしまった家具で
今にもあんこが飛び出そうな痛々しい家具をゴマンと見て来ています。
こういう大切な物は現状維持を最優先に修理しています。