休日返上で働きまくっております。
有り難い事に今月だけはどうしても忙しくなってきます。
遅くてごめんなさい
修理屋は職人では無く何でも屋のフシがあるので、
出来そうな物はどんどん仕事にします。
FRP関係はDIY程度ですので、まずは接着からと言う事で
イームズのシェルチェア
有名な椅子なわけですが、
脚と座面を固定するゴムマウントがヴィンテージだと劣化してヒビだらけのカチカチになっていて
くっつけるにも忍びない感じな訳です。
んで
他のいつもの感じの慣れた家具修理のついでにそのシェルチェアを勉強がてらお預かりしてきました。
ネットでとりあえずマウントを探した所、容易く見つかってしまい、あら簡単と思ったら
値段が全然可愛くない。ちょっと変わった形のナットをゴムに埋め込んであるだけで
1つ1,260円 高っ
これを4つも買うのはまだ早い。
だから他の方法を考えました。
問題はゴムに埋め込んであるでかいワッシャと一体になったナット(名前わかりません)
ナットでなきゃ近い物で何か無いかなって考えたんですけど、近い物もなし。
と、マウントをそのまま再利用する方法を思いつきました。
オリジナルのマウント
ホームセンターのゴムコーナーに売ってるインシュレーターみたいなやつ。
1ヶ150円也。
これに古いマウントをはめ込んで接着します。
かぽっと
これでオリジナルを再利用し、かつ安定した接着面が確保出来ました。
ただ座面高がほんの少し上がります。
ノミで古い接着剤を落とし、ペーパーで足付けします。
マウントをレグ側にボルトで緩く取り付けます。その遊び分、マウントを座面にフィットさせます
接着剤をつけクランプで固定。
ばっちりつきました。
ちなみに接着剤は最初エポキシ使おうと思ったんですが、シリコーン系が良い様です。
引張剪断にはエポキシ樹脂に軍配が上がるんですが、メーカーのデータ見ると剥離強さは弱いんですね。
引張剪断強さはそこまで要らないから、安心出来る弾性と総合的なバランスを考えるとシリコーン系
が今回の場合向いてる様子。