今回は取り壊してしまうお家にあった古い物を
せっかくなので使えるように、とご依頼いただきました
銭箱
銭箱とは江戸時代商人さんなどが日々の銭を保管するために使っていたもので
施錠に仕掛けや鋲がうってあり頑丈なつくりになっています
天板にしみなどがみられたり、色あせもしています
ぴしー!
見比べるとまさに生き返っている感じが
こちらは懸硯(かけすずり)
懸硯とは、商船に積み込まれて使われていた船箪笥の一種で
大切な帳簿や筆、硯などを収納していた箱
頑丈な木組みと丈夫な金具で作られています (調べました...)
天板がわれてしまっており、色もはげが目立ちます
天板もつけて、中もクリーニング
色もとっても良い色になって復活
まだまだ長く使えそうです
そしてもうひとつ
鏡
枠がぱっきりと割れてしまっていたのが...
今回は古さを消すのではなく、活かす直し
大正、明治と知らない時代に使われていたものがでてきて
修理することで元気になり、
当時が感じられながらも現代でばりばり使われていく
なんだか不思議ですごいことのように感じます
使い続ける、という言葉を改めて学んでいるこのごろです