先週の日曜に東御のフリーマーケットへ行った際、仲良くなった店主の方が
今度は権堂に出店するというので、昨日昼休みを利用して見に行ってきました。
愛車のモールトンで5分程の距離。
もう撤収の準備を始める業者もちらほらいる中
「さっき来たばっかだよ」
と言いながらタバコを燻らせていました。
出している商品は明治から昭和初期の物で、
曰く、これ大正だからまだ若いわ といった具合で、とにかく古い物が中心ですが、
気張った値段ではなく、雑多な感じに好感が持てました。
それもそのはず、本業では無い様で趣味半分といったところのようです。
色々と話込むうちに、今度倉庫に来い と言います。
通常国内で流通する古物は 市場 と呼ばれる古物商だけの取引で行われ、
市場によりますが、業者の紹介が無ければ入れなかったり、
符丁や振る舞い方など 、ルールが色々あり買うのも楽じゃありません。
長野はその市場すら皆無に等しく、コンスタントに仕入を行うには今回の様な
人脈を地道に作る方が賢明だと感じています。
忘れられないうちに伺わなくては。
楽しみです
長すぎる天板を短くします。
大がかりな木工作業が絡んでしまいますと、
設備と知識に乏しいので出来ませんが、
今回のものはすぐに方法が閃いたので受注させて頂きました。
表面はブナの突板(木を薄くスライスした物)仕上げで、
着色されていないようにも見えますが、
肌に塗るファンデーションのような色で着色されています。
今回のケースで少し悩ましいのが木口の仕上げです。
日本で言う所のいわゆる無垢材、集成材などはテーブルを短くカットしたところで
金太郎飴状に木口が出てくるだけなので、
後は塗装をすれば済んでしまうんですが、
突き板などの化粧材で仕上げられている場合、
天板の中身は主にMDFやパーチクルボードといった、木を粉々にして板状に固めた物であったり、
フラッシュという中空の構造になっています。
ですのでカット後の木口の仕上げが大変だったりします。
これが木口です。
手持ちの丸ノコではあまりに頼りないので、
とりあえずお茶持って木工所へお邪魔し、昇降盤をお借りせねば
カット後。
「蜂の巣」 が出てきました。
これを取り除いて代わりの心材を入れます。
心材を入れた所です。
ここから仕上げて行きます。
ペイントでも何とかなりますが、カットして不要となった方の天板についている
突板を再利用する事に。
割と綺麗に剥がれてくれました。
貼付けて色を合わせています。
塗装後の木口。
すっきりしました。