KIBI CRAFT

 

工房日誌

価格改定中 2011.08.29
ここ暫く家具修理の料金見直しを行っていました。

どうすれば手頃感(市場価格)が出せるのか。

今までは、あまりにも様々な要因がある為に一律時間工賃+α(塗料などによって)で仕事をしてきました。
ちなみに1時間4,200円です。1分70円。 

そもそも作業原価(家賃宣伝減価償却費諸々)があまりかからないので殆ど技術料ということです。
あまり金額で気張っても仕方ないと思いこの金額に落ち着いています。

時間工賃の場合、作業手間を考えた僕の感覚になってしまうので、お客さんの思う金額と
釣り合わないケースが多々あるんですね。

例えば
同一商品、修理で仮にアンティークの椅子メンテナンスが1万円の場合、
大切にしてきた家具なら痛くないと考えることができても
捨てようか迷っていた場合、なぜ1万円もするのかと感じると思います。

この心理的な問題をどうしようかと。僕にとっては死活問題。

そこで、
思いついたのが整備工場で言うレバーレート(1時間の工賃)そのものを
ケースによって変え、そこに各作業設定時間を加える方法です。
これでリーズナブルな価格設定が可能になります。

但し問題も色々と。基本の工賃とどう差別化するか。
安いからと言って、粗末な作業をするつもりは初めからありません。
この辺は材料と行程を必要最低限に絞る事によって吸収しようと思います。

後は9月から手頃に使える新サービス少しご用意しますので。