KIBI CRAFT

 

工房日誌

2011.02.11
せかせかと動いていたらいつの間にやら1月終わってたんでした
色々とお問合せいただきありがとうございました。

最近は補修屋仕事が多いです。
そもそも補修屋ってなんぞやって話ですが、主に家やマンションなんかの新築やリフォーム現場で出来てしまったキズのリペアを専門に行っている人のことです。
人の多い所では珍しくも何ともない仕事ですが、長野ではまだまだ認知されていないようです。

キズがそもそも無ければ僕らは存在しない訳ですから、その辺はネガティブな感じがしますね。
家具の修理と明らかに違うのは、仕上がりのレベルがはっきりしているという所でしょうか。

家具の修理は機能面を除いて、見た目の問題は味だったり思い入れだったり、かなりその人の主観によって左右されます。
でも何をやってもいいかと言えばお金を頂いている以上そういう訳にも行きませんから、それなりに基本はふまえているつもりでやっておりますです。

補修屋仕事はどこがキモかと言えば、キズが解らなくなるかどうか。 
解らなくなればなるほど良いとされる仕事です。
同じ様で全く質の違う仕事なわけです。
違う様で同じ。
収集がつきません
でも両方ともやってますので。

それはさておき、最近無着色無垢の杉のフローリングの補修お願いされたんですが、
しかもオイル塗装前。
少しでも補修かじった事があればすぐに解る事なんですが、難しスギます。
濡れ色見ようにもオイルの吸い込みムラにならないかなとか色どうしようか、節書いちゃおうかとか
とにかくもやもやします。他の業者さんならどうするんだろうか、パール使うんですか?
こっそり教えて下さい。

僕の知らない所でフローリング屋さんもどんどん進化しているのだと実感します。
人生勉強ですね。

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