ここのところ、このクローゼットにかかりっきりです。
クローゼットというよりブティックの什器なのでしょう、かなりの大きさです。
写真は土台部分でこの上に仕切を立て土台と同じ様な物で蓋をする様に組み立てます。
とにかく虫食いが多く、触るとふかふか・・・
吹いたり埋めたり作ったりで、粉まみれになりながら作業しています。
長野とはいえ昼間の気温は30度以上。
換気扇と扇風機はフル稼働です。
ところで、最近ティッシュ箱を作って遊んでいます。
そしてその辺のフリマで売ってしまおうというなんとも壮大な計画。。。
なんてこと無い見た目。普通。
探しても無いので作ってみたんです。
昭和中から後期によく作られたであろう
合板でラッカー仕上げの本棚の様な雰囲気が出せれば と。
大量生産のはずなのにどことなく手仕事の雰囲気が残ってる感じといいますか、
チープな感じ。
わかりづらいですがその辺を出せればと思っています。
そもそも僕の技量ではたいそうなものは作れません。
板の接合もめぐりめぐってイモ継ぎに・・・
男らしい継ぎです。くっつけただけ。
ですが投げない限り壊れる事はなさそうです。
仕上げはラッカー吹くかフレポリでやってみようと思います。
ピルッカがいっぱいです。
座面の色はもちろんの事、製造された年代、工場によって細かくディティールが違います。
よく見かけるのがフィンランドのlaukaan puu(ラウカンプー)というメーカーの物です。
同じくフィンランドのasko(アスコ)でも作っていたようですが実物を僕はまだ見た事がありません。
(アスコのピルッカはかなり珍しいと思います)
ラウカンプーにも初期・後期とあり、初期型の方が繊細で直線的なデザイン。
後期型は丸みが強調されています。
初期・後期は刻印で判断できます。後はダボの色も違うんです。
初期は無塗装のダボ、後期は黒く塗られています。
(理由は不明ですが例外もあります)
もっと言えば初期の材のほうが同じパイン柾目でも目が詰まっているというかキメの細かいパインを使っているように思いますが(後期は板目が多い)気のせいかもしれません。
↓左が初期、右が後期です。
あくまでも僕が今まで見て聞いた情報なのでどこまで正確かは解りませんが・・・
現行のピルッカ(エアロ?)はどうなっているのかまだ見ていないので今度東京へ行く機会があれば見てみたいものです。
続・ソファ 2010.07.07
前回に続きソファやってます。
釘を抜き、帯を取り・・・
張り替える帯ですが適当なものが見つからずホームセンターをうろうろ。
農機具コーナーだったでしょうか、頑丈な麻袋を発見。
これで行きましょう。
後から気付いた事ですが、オリジナルも麻袋を切ったものだったようです。
ワラにかぶさっていた麻布も麻袋が使われていました。
ようやく張り終わり。
頑丈です。
最後の帯にスプリングを固定する作業はかなりてこずってしまいました。
裏地を張って・・・・
もうすぐ完成です。
ここまでで約1日半はかかってしまいました。
なかなか肉体労働です。
今日は珍しくソファの直しです。
といっても張り替えは今の所やっておりません。
「下の板が気になる」 との事。
裏返すと不審なベニヤ板が張られています。
バンドとでも言うのでしょうか。
スプリングを支える帯が切れてしまっています。
何とか切れず残っている帯も簡単に切れてしまいます。
アームもかなりぐらつき色々と直さなければならないようです。
加えて昔ながらのクッションで主に麻とワラで出来てますのでホコリが半端ではありません。
時間がかかりそうです。